Like an Art BLOG

名古屋のプロダクトデザイン会社、ライカアートのブログです。

デザインとは何か①

そもそもデザインとはなんでしょう。
色、形?感性表現?設計?計画?問題解決?
当たり前のように使っている言葉ですが、その正確な意味を答えるのはとても難しいです。
それを生業にしているデザイナーですら即答できるものではありません。
しかしながら、だからこそ、自分は何をする人なのか?と皆つねに問い続けているものだと思います。
ここでは私の経験にもとづいた、現状の私なりの分析、解を書いてみようと思います。

 

まず前提として言葉というのは常に変容し続けるものですから、場所や時代、立場によっても「デザイン」の指す意味は違ってきます。要は視点の違いなのです。

デザインを設計や計画とするのは欧米での使われ方を直訳したもののようです。
アメリカなどでは日本でいうデザイナー的役割の人を「スタイリスト」と呼ぶようです。
色形を考えること、というのは表面的、即物的なとらえ方ですがそれも正しいといえます。
それから、デザインとは問題解決であるという言説はデザイナーの中でも一般的に広まった考えですが、たしかに社会的視点においては問題解決の一手段というとらえ方ができます。

 

どれも正しいといえば正しいのですが、個人的にはどれもピンとこないというかモヤモヤするというか…

 

私の独自の視点にもとづいて定義すると
デザインとは、心理的、生理的、知的最適化であると考えます。

 

現代のものづくりは一人でできるものではなく、多くの専門家が集まって一つの製品をつくりあげていきます。
その中での役割分担を考えるとデザイナーの責任として考えられるのが上記のことになります。
要は作り手側の視点からとらえたデザインの概念です。

 

 

次回はこの新定義についてもう少し詳細に説明していこうと思います。

 

続きはこちら

 

likeanart.hatenablog.com

 

(執筆:白川)

株式会社ライカアート

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