【お知らせ】新事業『LINSL(リンスル)』インテリアECショップOpenのお知らせ
この度、株式会社ライカアートとして、2020年7月11日よりインテリアECショップ『LINSL(リンスル)』(https://linsl.official.ec)を新規事業としてスタートします。
LINSLを始めたきっかけ
新型コロナウイルス感染症の拡大は、学校の休校、商業施設やイベントの自粛など、国民の生活に大きな影響を及ぼしました。
また、オンライン授業や在宅勤務の導入など、これまでの生活スタイルが変わる兆しも見え始めており、ウイルスと共に生きようという「withコロナ時代」を模索する動きに変わりつつあります。
そこで弊社は、「LINSL(リンスル)| アートポスター・モダンインテリア」にて、おうち時間が増えるこれからの withコロナ時代に、少しでも気分が明るくなるような、充実したお家時間が過ごせるようなインテリア雑貨をご提供いたします。
普段長く時間を過ごす場所には、ぜひ「気分が上がるもの」をそろえてください。
喜んだり落ち込んだり傷ついたり、生きていればいろんなことがありますが、心から美しいと感じるもの、好きだと感じるものが目の前にあるだけで、人は元気になれるのです。
豊かな暮らしは、お気に入りのインテリアとともにあるもの。私たちは、そう考えています。
自宅に滞在する時間が増え、大切な人と過ごす時間が今までより減ってしまっても、新しい楽しみや幸せを見つけるお手伝いができると嬉しく思います。ぜひLINSL(リンスル)のアートポスターが織りなす、モダンな日常をお楽しみください。
ご不明な点やご質問がございましたら、お問い合わせへご連絡いただきますようお願い申し上げます。
株式会社ライカアート LINSL事業部
名古屋プラスチック工業展にて作品を展示しています
iFデザイン賞説明会に参加しました
7月24日、ナディアパークの4階Chordにて開催されたiFデザイン賞説明会に参加してきました。
iFデザイン賞は1953年に設立された歴史ある賞で、日本ではまだあまり一般的に認知されていませんが、国際的には非常に権威のあるものです。
昨今では海外での展開を重視している日本企業からの応募数が年々増えているそうです。
説明会では、iFデザイン賞日本事務局の方から賞についての概要説明、活動報告、そして過去に受賞経験のある企業のリポートに加え、事務局の方から応募についてのかなり踏み込んだアドバイスがあり、大変充実した内容でした。
印象的だったのは、過去受賞企業としてブラザー工業様など誰もが知る大手企業以外に、健康器具などを手掛けているドリーム様などの中小企業も登壇されていたことです。
過去の金賞受賞企業のリストを見ても中小企業の名前が目立ちます。
マーケットがグローバル化している以上、今や中小企業も海外展開が当たり前になってきているようです。
今回のお話で特筆すべき、かつ事務局の方が非常に残念に思っていらっしゃることがありました。
iF賞の公式ウェブサイトは過去の受賞作をアーカイブしていて、閲覧者は気になった作品(製品)からその企業のプロフィールをたどれるようになっています。
iF賞のウェブサイトでは受賞企業が連絡先などを各々で登録できるようになっているのですが、日本の企業の多くが未登録のままでビジネスチャンスを逃しているのだそうです。
実際に日本の受賞企業でiF賞のウェブサイトのプロフィールを充実させたことがきっかけで海外での取り扱いが大幅に増えた事例もあるそうです。
逆にいえば、中小企業にとっては非常に多きなビジネスチャンスになりうるということです。
私は過去三年ほど説明会に参加しており、それなりに応募の際の注意点、コツなどを学んできましたので、iF賞の応募をご検討されている企業様がいらっしゃいましたら、一度お声がけいただければと思っております。
iFデザイン賞ウェブサイト
https://ifworlddesignguide.com/
(筆:白川)
たかが色・形。されど色・形
デザインはざっくり言えば、色や形を整える事だと一般的に考えられています。
その色や形について、とても重要だと思う人もいれば、たかが色・形、と軽く見る人もいます。
それに対してデザイナーは「デザインは単に色形を整えるだけにとどまらず…」という枕詞をつけてその社会的な重要性を説明をすることがよくあります。
しかし、私はこの説明の仕方には違和感があります。
なぜなら、色・形を軽視することについては肯定してしまっているからです。
デザインを軽く見る人の考えとは、つまり色・形(見た目)を優先して機能、性能を蔑ろにする姿勢を批判しているのでしょう。
たしかに防災用品、介護用品などでは何より実用性を重んじなければなりません。
見た目を優先したがために非常時に役に立たない、介護者の負担が増えた、被介護者がケガをしたということでは本来の役割を果たせません。
しかし、色・形というものは視覚情報としての重要な機能があり、決して軽視していいものではありません。
人は外界の情報の大部分を視覚から得ていると言われています。
それだけに、視覚情報による心情への影響は非常に大きいはずです。
むしろ災害時などの極限状態だからこそ色・形がかえって重要になるとさえ言えます。
良い例は病院です。
昔は清潔性を重視し白い内装が一般的でしたが、患者を安心させるために現在は暖色系の色にしたり壁画を施したりするところが増えてきています。
しかしながら、こうした変化はビフォーとアフターを体験して初めてわかるもので、個人レベルでは自覚しづらく、社会的にも認知が進んでいないのが現状です。
私が今一番「見た目」という意味でのデザインが必要だと考えているのは介護現場です。
検索していただくとわかると思いますが、自分が介護される立場になったとき、あるいは家族の誰かがそうなったとき、これらを積極的に所有したいと思うでしょうか?
もちろん介護用品にも従事しているデザイナーがいますし、一生懸命良いデザインを提案しているはずです。
しかしながら、現在の介護業界におけるデザインには重要な視点が欠落していると言わざるを得ないと思います。
おそらく被介護者(=ユーザー)からの意匠性に対する要望というのがほとんど発信されず、かつ汲み取られもせず、また、介護者、現場に従事する人々にも影響があるにも関わらず直接的に関係がないとみなされているのではないでしょうか。
色・形は環境の一部であり、所有する本人の趣向の問題に矮小化してとらえてはいけないと考えます。
私は早くこうした視点が介護業界の常識になることを期待しています。
デザインは色・形を整える仕事ですが、色・形を通して人の気持ちを整える仕事であると表現するべきだと私は考えています。
(筆;白川)
【諏訪市】舗装長寿命化修繕計画シンボルマーク
少し前になりますが、弊社のデザイン事例をご紹介します。
【諏訪市】舗装長寿命化修繕計画の策定について | お知らせ | 諏訪市
諏訪市で行われている道路の修繕計画において用いられるシンボルマークを弊社でデザインいたしました。
「長寿命化」というテーマから道路のイメージを用いて循環する形を表しました。
現在、工事現場などではこのマークが掲げられています。
(筆:白川)
卒業制作展に行ってきました
この季節、1月末から3月初旬にかけて一斉に美術系、デザイン系学部の卒業制作展が行われています。
私は何かと毎年観に行く機会があり、今年は名古屋造形大学、名古屋芸術大学、大同大学、名古屋市立大学と行ってまいりました。
私が大学を卒業したのは2018年のことですから、当時とはまたずいぶん様変わりしていることを実感します。
プロダクトデザインでいえば、2018年当時はまだiPhoneが出たばかり。
まだまだアドバンスデザイン、情報機器のデザインというテーマが盛んに取り組まれていましたが、今ではスマートフォンが覇権をとり、その存在を無視した提案など考えられません。
それから、アニメ・漫画愛好者が急激に増え、シーンスケッチや人物の絵がみんな本当に上手です。
どんどん才能のある若手が社会に出てくるので、我々も気を引き締めなければいけません!
ちなみに、卒展ではありませんがこの時期に毎年やっている僕らのポートフォリオ展にも行ってまいりました。
こちらは学生が有志で参加し作品集を展示するというイベントです。
これがびっくりするほど皆レベルが高いので非常におススメです。
今週末は私の把握している限り、愛知県立芸術大学(2/27~3/4愛知県立芸術大学キャンパス内 各所)、愛知産業大学(2/27~3/4名古屋市民ギャラリー栄)の卒展があります。
ぜひ興味のある方は一度足を運んでみてください。
(執筆:白川)
株式会社ライカアート